教育訓練給付金でWebデザイン・動画編集スクールは使える?——クリエイティブ系対象講座の探し方
Webデザインや動画編集スクールで教育訓練給付金が使えるかを解説。対象講座かどうかの判断基準、給付区分の違い、検索システムでの探し方と受給条件を紹介します。
「Webデザインや動画編集を学んで、在宅ワークや転職につなげたい」と考える人が増えています。こうしたクリエイティブ系のスクールは受講料が数十万円になることも多く、費用負担がネックになりがちです。実は、一定の条件を満たすWebデザイン・動画編集スクールは、教育訓練給付金の対象になっている場合があります。この記事では、クリエイティブ系スクールで給付金を使えるかどうかの判断基準と、対象講座の探し方を解説します。
クリエイティブ系スクールも給付金の対象になり得る
教育訓練給付金は、厚生労働大臣が指定した講座を修了した場合に、受講費用の一部が支給される制度です。対象は資格取得系だけではなく、Webデザイン・UIデザイン・動画編集・映像制作といったクリエイティブ分野の講座も含まれています。ITスキル系の講座として指定を受けているスクールは意外に多く、「デザイン系だから対象外」と決めつけてしまうのはもったいないことです。
ただし、同じスクールでも「指定を受けているコース」と「受けていないコース」が混在していることがあります。給付金を使えるかどうかは、スクール名ではなく個々の講座(コース)が指定されているかで決まる点に注意しましょう。
給付率は講座の区分によって変わる
教育訓練給付金には主に次の区分があり、対象講座がどれに該当するかで還元される割合が変わります。
- 一般教育訓練給付金:受講費用の一定割合が支給される区分で、多くのWebデザイン・動画編集講座がここに該当します。
- 特定一般教育訓練給付金:速やかな再就職やキャリア形成に資するとされる講座が対象で、一般よりも高い還元が受けられます。
- 専門実践教育訓練給付金:中長期的なキャリア形成に資する講座が対象で、還元率が最も高い区分です。
クリエイティブ系スクールの多くは一般または特定一般に区分されますが、講座によって異なるため、申し込み前に必ず区分を確認しましょう。
対象講座を探す具体的な手順
対象講座かどうかは、厚生労働省が運営する「教育訓練給付制度 検索システム」で確認できます。次の手順で探すと効率的です。
- 検索システムで「分野・キーワード」からWebデザインや動画編集などの語句で検索する
- 気になるスクールが見つかったら、講座名・コース名が完全に一致しているかを照合する
- 給付の区分(一般・特定一般・専門実践)と支給割合を確認する
- 受講開始日・受講期間・訓練施設名が自分の申し込む内容と一致しているか確かめる
スクールの公式サイトに「教育訓練給付金対象講座」と書かれていても、コース内容や受講形態が指定内容と異なると給付を受けられないことがあります。必ず公的な検索システムと照らし合わせることが大切です。
受給には条件と手続きがある
対象講座であっても、受給するには雇用保険の加入期間などの条件を満たす必要があります。在職中の会社員であれば一定の加入年数、離職中の場合は離職からの経過期間などが条件になります。また、特定一般や専門実践の区分では、受講前にハローワークでの手続き(受給資格確認など)が必要な場合があります。
手続きの順序を間違えると「対象講座を修了したのに給付を受けられない」という事態になりかねません。申し込み前にハローワークで自分が受給要件を満たしているかを確認しておくと安心です。
クリエイティブ系スクールを選ぶときの注意点
給付金の対象であることは魅力ですが、講座選びで最も重要なのは「学んだスキルで目的を達成できるか」です。ポートフォリオ制作のサポートがあるか、実務で使うツールを扱えるか、卒業後の案件獲得や転職の支援があるかといった点も比較しましょう。給付金はあくまで費用負担を軽くする仕組みであり、講座の質を見極める視点は欠かせません。
まとめ
Webデザインや動画編集などのクリエイティブ系スクールも、講座が指定されていれば教育訓練給付金の対象になります。ポイントは、スクール単位ではなくコース単位で対象かどうかを確認すること、給付の区分によって還元率が変わること、そして受給には雇用保険の加入条件と事前手続きがあることです。厚生労働省の検索システムで対象講座を照合し、ハローワークで要件を確認したうえで、費用と学習内容の両面から納得できる講座を選びましょう。
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